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芯地のアゴぐせ

 2012-06-28
今回は芯地作りについて。







芯地は紳士服の土台となるパーツで、服の立体感を出すために非常に重要なパーツです。







イタリア、日本ともに大抵そうですが、注文服の場合、芯地に「アゴぐせ」と呼ばれるダーツを取るのが一般的のようです。


20120628211937_0.jpg



アゴぐせとは首の根元から胸の中央に向かって取られているダーツですが、






 既製品などに使われる出来芯にはほとんどの場合このアゴぐせは入っていないので、


注文服独特のものと言えるかと思います。






これがあるなのとないのとでは全く違う…かどうかは分かりませんが、




個人的にはこのダーツがあった方がより丸みのある服になると思います。






 また、このダーツがある事で芯据えが少し難しくもなります。だから既製品には採用されてないのかなとも…。






芯に入れた切り込みを、このようにバイアスで切ったテープ状の裏地を当てて縫い合わせます。(普通はここはミシンでジグザグに縫い合わせます。)



20120628211937_2.jpg



 一般的にこの裏地は袖裏を使います。










このダーツを縫い合わせる事で、平面の芯に円錐形の膨らみが生まれ、それが服の立体感になります。


20120628211937_1.jpg










よく、イタリアなどの注文服の仮縫いを見ると、ラペル部分に袖裏のテープが縫い付けてあるのを目にするかと思いますが、それはこの芯地のアゴぐせを縫い合わせたものになります。



20120628211937_3.jpg




今回のジャケットが丸みを帯びたものになるかどうか…




それはこの時点でほぼ決まっています。


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